吉野家、はなまるうどん、ガストの3社合同定期券が300円で2018年8月27日(月)~10月14日(日)の期間で販売している。定期券を使うと吉野家は1食につき80円引き、はなまるはうどん1杯ごとに天ぷら1品無料、ガストは1会計で100円引きとなる。
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使用期間は2018年9月10日(月)~10月21日(日)で繰り返し何度でも使える。最大で41日間利用できるが、利用するほどお得になる。特に吉野家とはなまるうどんはご家族で使用すればその分、値引きされるためすぐに元がとれる。今回は吉野家・はなまるうどん・ガスト3社合同定期券を取りあげていきたい。


定期券を使うとどれくらいお得?

定期券は300円で販売されている。吉野家は丼・定食・皿・カレー1食ごとに80円引き。店内であれば何食でも値引きされる。例えばご家族4人で食べれば80円×4人=320円値引きされ、定期券販売価格の300円はすぐに元がとれることになる。
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テイクアウトは最大3食まで値引き対象となる。もし定期券使用期間の41日間、毎日1日1回定期券を使った場合、80円×41日=3280円の値引きになる。定期券が300円だから差額の2980円がお得になる金額だ。
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はなまるうどんは、うどん1杯ごとに天ぷら1品無料になる。ご家族で4杯のうどんを食べれば、天ぷらは4品無料でもらえることになる。えび天は140円なので、560円分お得になる。うどん一杯につき毎日1日1回、140円のえび天を無料でもらった場合、140円×41日=574円の天ぷらが食べることができ、定期券300円との差額5440円がお得になる金額だ。
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ガストは1会計につき、100円引きとなる。定期券は1会計につき1枚、本人様のみ有効のため、ご家族で行っても定期券1枚では100円引きにしかならない。もし家族人数分値引きされたいのであれば、定期券を家族人数分買わなければいけない。
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ガストに行く頻度が多いご家族にとっては人数分定期券を買ってもいいのかもしれないが、それほど行かないのであれば家族分の定期券を買ってもそれほどメリットはないだろう。1会計100円引きはハンバーグでもピザでもスイーツでも何でも構わない。

定期券を使う上での注意点は?

吉野家とはなまるうどんについては、他の割引との併用はできない。クーポンを使って更に定期券の80円割引や天ぷらの1品無料はできないということだ。株主優待券との併用はできる。

ガストは%割引券や金額割引券との併用はできないが、他の商品値引きクーポン券との併用はできる。例えばアプリのドリンクバー179円券(通常価格は219円)との併用はできる。また、AM10:30までのモーニングの時間帯は定期券を使用できない。モーニングの食事は既にお得な金額設定になっているため、更に値引きしてしまうことによる利益上の問題があったのだろう。

前回の定期券と違う点

前回の定期券は吉野家・はなまるうどんの共通定期券だった。2018年3月に販売され、4月から5月にかけて夏の暑い時期に入る前の春を使用期間としていた。今回の3社合同定期券は8月末に販売して9月から10月にかけて夏が終わった秋を使用期間としている。

2017年秋にも定期券は販売されていたため、春と秋の恒例の企画になったとも言える。この定期券の企画は回を重ねるごとに好評で、回を重ねる毎に多くの販売数を記録している。前回の定期券と今回の定期券の違いは、吉野家・はなまるうどんに加わり、新たにガストが定期券対象となったことだ。

吉野家・はなまるうどんの合同企画は不思議ではなかった。はなまるうどんは吉野家ホールディングスグループの子会社で、同じグループ会社で合同企画を行うのは珍しいことではない。ただ、ガストはすかいらーくグループで吉野家ホールディングスグループと資本関係はない。違うグループ会社で合同企画を実施するのは珍しい。

合同企画のキャンペーンは他社もやるべき?

今回の吉野家・はなまるうどん・ガストの企画を考えると、3社合同で実施する意味はあると思う。まず使用する客側の立場からすると、前回と同じ定期券300円で使用できるお店が増えるのは嬉しいし、増えたお店でもお得に定期券が使えると分かれば、行って定期券を使ってみようかとなる。
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定期券を使用する立場からすると同じグループ会社かどうかはあまり関係ない。300円という同じ金額で定期券を色々なお店でお得に使えるのであれば嬉しいことだ。会社側からすると定期券を使えるお店を増やすことで、自社に来る客を奪うことになるとデメリットになってしまうが、吉野家・はなまるうどん・ガストに関しては、定期券を通じて相互に客の使用機会が増え、メリットがあると判断したのだろう。

さすがに同じ牛丼がメインのすき家を定期券に追加すると、牛丼を食べたいと思っている客が奪われることになるため、追加はしないだろう。今回の吉野家・はなまるうどん・ガストの企画で定期券がどれくらいの販売数になるか気になるところだが、合同企画をすることで、相互に認知の機会を増やして客数が増えるのであれば、他社であろうと積極的に合同企画をやるべきだ。今回の3社合同定期券の結果、3社の売上と利益がどう変わるか注目していきたい。

今回は吉野家・はなまるうどん・ガスト3社合同定期券の紹介と合同企画をすることの意味を考えてみた。3社合同定期券はすぐに元がとれてお得なので、気になる方は購入して利用してはいかがでしょうか。

まとめ

・吉野家・はなまるうどん・ガスト3社合同定期券は300円で購入できる
・吉野屋は1食80円引き、はなまるうどんは1杯天ぷら1品無料、ガストは100円引き
・合同企画は相互に認知の機会を増やして客数が増えるのであればやるべき