インターネットやSNSなどで情報を発信していると、匿名の方から非難されることがある。内容の間違いを正そうとしてくれたり、足りない点を補足しようとしてくれたりするコメントは有難いが、何の目的で非難をしてくるのか分からないコメントもある。

年収と行動特性や考え方、習慣の関係性をサンライズパブリッシング出版の「年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人」(著者:金川顕教)の中で一部取りあげていた内容があったので、自身の経験と感じたことを伝えていきたい。
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ちなみに著者を検索すると、あまり良い評判が出てこない・・・今回は考えるきっかけとして本の一部を参考にしたが、著者の活動については肯定も否定もしないという立場であることを伝えておきたい。


年収と非難する側、非難される側の傾向とは?

まず年収と非難する側、非難される側の傾向があると本の中では説明されている。
・年収300万円の人は、人を非難する
・年収1000万円の人は、人に非難されて傷つく
・年収1億円の人は、人に非難されても気にしない

年収は稼ぐ能力と置き換えて考える。色々な事情があって働けない状況の人もいるから、必ずしも年収が低いからこうだ、年収が高いからこうだと決めつけるつもりはなく、著者もこういう傾向の人は年収に表れるということを伝えたかったのだと思う。

年収300万円クラスの傾向は人を非難する

人を非難する人はなぜ年収が300万円と言っているのだろうか?まずここで言う非難と建設的な意見は区別しなければいけない。自分の発言に対して反対の意見を述べられただけで、何でも非難されたと思ってしまうのは過剰な反応だと思う。自分にとって新たな気付きがあったり、間違えを正してくれる良い意見も受け入れないとなると、成長はなくなってしまう。

議論される内容に関する考えが深められるような意見ではなく、単にその人を苦しめよう、不快にさせよう、相手の好みや趣向の多様なあり方を自分には該当しないからと無理に自分の意見を押し付けよう、根拠がないのにいいがかりを言う、そのような自身の憂さ晴らしをするだけが目的の意見は「人を非難する」と言えるだろう。この種の非難は自身の成長につながらないし、何の役にも立たない。

このブログに寄せられた具体的な非難のコメント

たとえばこのブログではグルメ関係も取り上げており、夏はうどんをよく食べに行き、丸亀製麺ネタを多く扱った。自分が食べた感想として、美味しければ美味しいと言い、そうでなければいまいちと言うのは自由だと思う。だがそこに非難のコメントが寄せられた。

具体的には、「あんなまずいものを美味しいというあなたの感覚はおかしい」と。好みは人それぞれだろう。そう思うのであれば自身の情報伝達媒体で伝えればいいのに、なぜ敢えてあなたの感覚はおかしいと言ってくるのか理解ができなかった。

美味しいという好みを否定されて、考えて何か変わることでもなく、不快に思うことはあっても何のプラスにもならないコメントだ。もちろん、うどんが好きな人もいれば嫌いな人もいるだろう。自分が好きなことも正しい、相手が嫌いなことも正しい、それ以上でもそれ以下でもない。

先日、丸亀製麺でネギを沢山入れてアレンジする食べ方に賛否両論があった。ネギを大量に入れることで本来の味が損なわれる、食べ方は自由じゃないか、そのようなやり取りはうどんの味へのこだわりと食べ方に関する主張をしており、人の非難というより食べ方の行為に対する意見なので、意見を主張して相手に理解させようとするのは分かる。

一方でうどんが美味しいと言う人に対して、うどんはまずいと言って何の意味をもつのだろうか?その人が美味しいと感じたのは事実なんだし、そこを否定しても何も生まれない。砂糖がしょっぱいと言う人に対して、それは事実と違うから砂糖は甘いと指摘するのは、誰もが共通認識であることを伝えているので人を非難するとは言わないが、丸亀製麺のうどんは美味しいと食べに来る人も多くいるのに自分が好きじゃないからと言って、相手の好みを否定するのは、単に人を非難しているだけで何の生産性もない。

はっきり言って周りに不満ばかりで単に自己満足のためだけに人の非難をする人は、時間も無駄に使っているし、思考回路にかなり問題があって社会的な地位も維持するのは難しいだろう。そう考えると現場に不満ばかりで人の非難ばかりしている人は、年収が低い状況を変えられそうにないと考えらえる。


年収1000万円クラスの傾向は人に非難されて傷つく

頭が良く社会でもそれなりの成果を出す人は、年収1000万円クラスとなる人も多く、成果を出している人は非難される対象となりやすい。情報発信をしている人は尚更、非難される機会がある。これまで生きてきた中で批判をあまり受けてこなかった人が多く、傷付きショックを受ける。

だからと言って非難を恐れて立ち直れずに、行動を起こせなくなったら悪意を持って非難する人の思うツボだ。頭では分かっていても気持ちを切り替えるのは難しい。単なる中傷と分かっていても目に入るから不快感で苦しむことになる。ではどのような気持ちの切り替えが必要か、年収1億円人の考え方にヒントを見ていく。

年収1億円クラスの傾向は人に非難されても気にしない

年収1億円の人は他人に何を言われても気にならない人が多い。非難は生産性のない批判や嫉妬だと分かっているから、非難を聞く時間も反論する時間もムダと気付いている。時間を生産的に使うことが大事だと分かっているから、自分を成長させたり、時間を有効に使ったりすることに集中する。

自分という軸をしっかり持ち、色々なことを言う人のことを全て聞くのではなく、不要な情報は切り捨てることも大事なことだ。相手は自分を苦しめよう、かまってもらおうとちょっかいを出してくる子供のようなもの。そんなのに反応して苦しんでいる姿を見せれば返って喜ぶだけだ。

「Living well is the best revenge. 優雅に暮らすことが最高の復讐である。」はスペインのことわざと言われているが、相手にとって自分が不幸になることは望み通りではないか?と考えた方がいい。幸せに暮らすことが、自分を否定した相手の判断が間違っていたと相手に伝えることになるのではないか。復讐は非難をする人に無駄な時間をかけることではなく、自分が幸せになることだと考えていきたいものだ。

まとめ

・年収300万円の人は、人を非難する
・年収1000万円の人は、人に非難されて傷つく
・年収1億円の人は、人に非難されても気にしない