2019年幸楽苑の福袋は、幸福(しあわせ)の黄色い福袋ということで黄色い紙袋に入っていた。福袋の販売価格は税込2,500円で1店舗あたり50袋の数量限定販売となった。幸福の黄色いと聞いて思い浮かぶのは?と聞かれると、ハンカチと答える人も多くいるだろう。

幸福の黄色いハンカチは1977年の山田洋次監督による映画だ。男はつらいよシリーズの監督と言った方が分かる人が多いかもしれないが、幸福の黄色いハンカチは当時感動作品として話題になった映画。このタイトルと幸楽苑の黄色い看板に引っ掛けて福袋名を決めたと思われる。幸福の黄色い福袋の中身は何が入っているのだろうか?今回は2019年幸楽苑の幸福の黄色い福袋を紹介していきたい。

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2019年幸楽苑の幸福の黄色い福袋の概要

幸楽苑の取り組みは明らかに変わってきている。従業員を大切にする取り組みとして、これまで年中無休のらーめんチェーンを売りにしていたが、大晦日の夜と元日を64年の歴史ではじめて休業にした。働き方改革として日本の正月を変える小さな事件となるように、売上2億円を削ってでも全店(ショッピングモールのフードコート以外)休業にしたことから、2億円事件として話題になった。

お客様だけではなく、一生懸命頑張っている社員にも幸せで楽しい時間をという願いが込められている。その幸楽苑が提供する幸福の黄色い福袋にも何か意味がありそうだが、公式ホームページではこの福袋の狙いは特に触れられていない。福袋の中身を確認してどのような狙いがあるのか考えていきたい。

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福袋の中身は、まずは幸楽苑の幸福の黄色いお食事券500円×5枚。福袋販売金額の税込2,500円分の食事券が入っている。続いて特選商品セットとして、ハナマルキの塩こうじ1個、タマノイの特製醸造酢1個、タマノイのパーポー八宝菜の味(粉末中華調味料)、ミクロの味付けメンマ1個となる。

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2019年幸楽苑の幸福の黄色い福袋の詳細

幸楽苑の幸福の黄色いお食事券は、全国の幸楽苑で利用できる。食事代金税込から食事券一枚につき500円分優待され、他の割引券との併用はできない。一会計における食事券の使用枚数については特に注意書きがないため、複数枚使用可能と思われる。お釣りはでないので、500円以上の食事をするときに使う方がいい。有効期限は2019年1月7日(月)~3月31日(日)となる。

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ハナマルキの塩こうじは、コクと旨みの発酵調味料となる。米麹と塩を丁寧に熟成させ、麹由来の酵素を生きたまま袋に詰めている。旨みを引き出す万能調味料として唐揚げ、焼き魚、炒め物、サラダなどに使うことができ、いつもの料理がワンランクアップする。内容量は230gとなる。

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タマノイの特製醸造酢は、幸楽苑のテーブルにも置かれてある酢と同じとのこと。餃子やらーめんに入れて食べるとさっぱりした味わいになる。わかめやタコを材料に酢の物にして食べても美味しい。内容量は500mlとなる。

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タマノイのパーポー八宝菜の味(粉末中華調味料)は、鶏ガラスープの旨みで新鮮な野菜や肉、魚介類を材料に火にかけ炒めるだけで、約5分で手軽に作れる調味料として使うことができる。

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ミクロの味付けメンマは、らーめんに入れてもいいし、ねぎメンマを作って食べてもいい。ねぎメンマはねぎを白髪ねぎにし、ラー油とごま油と白ごまを入れてメンマにトッピングして出来上がりとなる。内容量は70gとなる。

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2019年幸楽苑の幸福の黄色い福袋は買うべきか?福袋の狙いは?

福袋の販売価格分の食事券が入った上に、調味料など食事で使用するものが入っているため、お得な内容になっている。金額的には調味料類が合計で500円程度となるため、福袋販売価格税込2,500円に対して、3,000円相当の中身となっているため、差額分の500円程度お得な内容となっている。

福袋を買うべきかを判断する前に、なぜこの福袋内容にしたのかを考えてみたい。食事券は他のグルメ系福袋と同様で今後も幸楽苑を利用してもたいたいということと、食事券だけで元が取れるというお得度を考えて入れていると思われる。

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気になるのは塩こうじ、醸造酢、パーポー八宝菜の味(粉末中華調味料)、味付けメンマだ。これらは一人暮らしで料理をあまりしない方にはそれほど喜ばれそうにない。一番喜ぶのは家族の料理を作るお母さん(もしくはお父さん)だ。塩こうじは夕食の炒め物やサラダにも使えるし、醸造酢も酢の物を作ってもいいし、味付けを変えたい人用に食卓に出してもいい。パーポー八宝菜の味(粉末中華調味料)は家にある残り物の野菜や豚肉で作ることができ、味付けメンマも料理に入れて簡単にアレンジできる。

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これらを考えると、この福袋の狙いは家庭の食事の一助になることで、家族の幸福を願う幸楽苑の気持ちの表れと捉えられるだろう。内容を見るとどれもメインの食べ物ではなく、調味料など脇役で味を支えるものばかりだ。家族の幸福を支える役割を担いたいという幸楽苑の気持ちを形にしたのが、幸福の黄色い福袋なのかもしれない。幸楽苑は2018年から変革を始めた。2019年の幸楽苑にも期待していきたい。

まとめ

・2019年幸楽苑の幸福の黄色い福袋は食事券と調味料類
・幸楽苑の福袋は販売価格よりも500円程度お得!
・福袋内容は家族の幸福を支える役割を担いたいという気持ちかもしれない