牛丼チェーン店の吉野家で、秋季限定でお月見商品として、玉子を月に見立てた「月見牛とじ御膳」と「月見牛とじ丼」を販売開始した。1品につき合計3個の玉子を使用し、牛丼大盛同量の牛肉を味わえる。月見牛とじ御膳はご飯増量・おかわり共に無料で対応してもらえるサービス付きとなる。
販売期間:2022年8月22日(月)11時~秋季限定
もう秋の商品が出始めた。ショッピングモールへ行くとハロウィンの飾り物が売られているお店もあり、もう夏も終わりに近づいている。今回はお得情報としてはご飯増量・おかわり共に無料ってくらいだけど、月見牛とじ御膳がどれくらいの金額で作られるのか、考察してみようと思う。
吉野家の秋限定お月見商品
お月見商品は「月見牛とじ御膳」と「月見牛とじ丼」。吉野家秘伝のたれで煮込んだ牛丼大盛同量の牛肉を2個の溶き玉子でふんわりととじ、甘辛い特製すきやきたれをたっぷりと追加した牛とじの上に、月に見立てた生玉子を追加。
3個目の玉子はお好みに溶いた後に牛とじの上にかけるとマイルドな味わいとなり、卵黄のみを牛とじの上にのせると濃い味わいとなる。
月見牛とじ御膳は648円。店内税込価格は712円、テイクアウト税込価格は699円。牛肉の量が牛丼超特盛と同量となる肉2倍盛は298円。税込327円で追加注文できる。熱々の鉄鍋で調理された「牛とじ」と玉子1個、ご飯、みそ汁、お漬物の5品御膳はご飯増量・おかわり共に無料で対応される。
販売期間:2022年8月22日(月)11時~秋季限定
月見牛とじ丼(並盛)は548円。店内税込価格は602円。テイクアウト税込価格は591円。月見牛とじ丼(大盛)は718円。店内税込価格は789円。テイクアウト税込価格は774円。
月見牛とじ御膳はどれくらいの金額で作られるの?
この情報は参考までに。正確な数字は仕入れ価格にもよるので数字は大体。大きくは外れていないと思うけどね。月見牛とじ御膳は、牛とじと玉子1個、ご飯、みそ汁、お漬物の5品。牛とじは玉子合計3個、牛肉、たれ、ネギが使われている。これで計算してみよう。
まず牛肉。牛丼大盛と同量とのこと。牛丼並の肉の量は90gで80円。大盛の肉の量は110gだから98円。玉子3個は1個20円。これは平均卵1パック200円程度と予想して1個当たりで算出。玉子3個は60円。たれが30円、結構かかる。ネギは5円。ご飯は40円。味噌汁は12円。お漬物はお茶と割りばしと紙ナプキンをセットとして考えて20円。この合計で265円くらいか。
そこに人件費、家賃、光熱費もかかってくるからそれらを諸経費として1商品当たり200円くらいかかるとすると、大体465円くらいが原価と予想される。調理の手間とか考えるともう少し原価は高いかも。そう考えると月見牛とじ御膳の価格は648円だから、1商品当たり183円の利益。牛丼並1杯当たり10円の利益と言われているから、単価の高い御膳の方がだいぶ利益は出る。
ちなみに肉2倍盛は298円だけど、肉の量は220g。大盛の倍だから196円。1注文当たり100円程度の利益になる計算だ。ご飯は1杯40円くらいだから、無料で対応といっても5杯おかわりされちゃうと原価665円になって赤字。5杯もおかわりする人はなかなかいないと思うけど。
今回のキャンペーンについて思うこと
今回はキャンペーンというより、吉野家の秋限定お月見商品の紹介。御膳はご飯増量・おかわり共に無料で対応されるため、店内で無料で食べるのがお得。御膳のテイクアウトにはみそ汁と漬物が付かないのでやはり店内がいい。
商品の原価については、原材料費の高騰や光熱費が上がっているため、もう少しかかっている可能性もあるが参考として。商品原価を考えるのは良いことかな。吉野家としてはなるべく利益が出る企画商品や肉2倍盛を注文させる工夫をすべき。
消費者側は原価と販売価格の差を大体でいいから知った上で、買い物をするようにすれば無駄使いが少なくなると思う。吉野家の秋限定お月見商品は価格設定も妥当じゃないかな、並盛1杯当たり10円の利益っていうのが少なすぎる。お月見商品が気になる方は吉野家へ行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
・吉野家の秋限定お月見商品が販売開始
・月見牛とじ御膳はご飯の増量・おかわりが無料
・月見牛とじ御膳の原価は大体465円くらいと予想
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