部下のボーナスは一夜で消えた。部下は400万円の借金をしており、利息も考えると返済額は合計で558万円もある。いや、400万円の借金を少しずつ返済してはまた借りてを繰り返し、借金の金額を維持しているから利息分を払い続け600万円以上支払うことになるのか。

そんな状況だからこそボーナスは大切にしなければいけない。だって毎月の給料だけでは借金を維持する自転車操業状態なのだから、その状況を打開するにはある程度まとまった金額が入るときしかない。

一番良いのはボーナスを全額借金返済に使い、少しでも利息支払いを減らすことだ。利息は借入額に年利と1か月の日数から計算されるから、とにかく元金を少しでも減らすことが支払い総額を少なくする方法になる。だが当然、部下はそんな賢い選択はしない。部下のボーナスの金額は手取りで40万円。この額は会社のボーナス平均よりも圧倒的に少ない。努力もせず会社からも評価されていないのだからボーナスが少ないのも仕方ない。少ないといっても普段の給料手取りの倍額のお金が振り込まれている。

いくら上司といえど、部下のボーナスの使い方まで決めることはできない。本人のことを思って少しでも返済した方がいいぞとアドバイスはするが。まあそんなアドバイス聞かないよね。今まで散々お金の力を使って豪遊していた部下が、ボーナスを借金返済に使って我慢するなんてことできなかった。

部下よ、お金で得る人とのつながりなんて、お金がなくなればすぐに消えてしまう。お前はばかだから目先の一時的なつながりをお金という力で簡単に求めるのかもしれないが、お金ではなく苦労してでも努力して自分自身の魅力で長期的なつながりを築くよう努力したらどうだ?そのような考えを少しでも持ってくれたら一夜でボーナスが消えるなんてことにならなかったのに。

それで部下のボーナスはなぜ一夜で消えてしまったのか。さすがに40万円が一夜で消えるとは思わなかった。ボーナスが支給された翌日、部下に「ボーナス無駄遣いするなよ」と伝えると反応がおかしい。目を合わそうとしない、返事ももごもごとしている。もう一度、はっきり言おう。「借金あるんだから無駄遣いするなよ、大丈夫か?」と伝えると、

部下「もごもごもご…」
自分「ん?」
部下「もうないです…」
自分「は?」
部下「もうボーナスないです…」
自分「は?今なんて言った?だってボーナス支給されたの昨日だぜ?さすがにもうないってことないだろ?」
部下「本当にもうボーナスないです…」

意味が分からない。なんで昨日ボーナスが支給されてもうないなんてことになるんださすがにこれには驚いた。問題のありまくる部下だがそこまでバカだとは思っていなかった。どうやったら一夜で40万円のボーナスが消えるのだろう。知りたいような知りたくないような…というわけで事情聴取をした。

つづく