2023年の夏から部下のキャバクラ通いが始まった。40代のモテないおじさんの約1年間のキャバクラ通い。その間にキャバ嬢4人に入れこんだ。既に3人にこっぴどく振られている。もう会えない、連絡をとっても未読。散々指名してドリンクを飲ませてシャンパンを頼み、好きな服や財布、おねだりされれば何でも買ってきた結果がこれだ。半年間で積み上げた借金は400万円。更に半年間その借金を維持して利息を払い続ける。
そもそもなぜ部下のキャバクラ通いが始まったのか。部下は嫌なことがあると現実逃避する、居酒屋でお酒を飲むのは昔から変わっていない。だが2023年の夏まではキャバクラには通っていなかった。借金地獄になった諸悪の根源であるキャバクラ。お前はどうしてキャバクラに通うようになったのだ。居酒屋で聞いてみると驚きの答えが返ってきた。
なんとキャバクラ通いは上司である私にも原因があるという。そりゃ仕事で注意することもある。部下は仕事ができないのだから。ただそれは納期が守れずクレームがきて注意をするが、仕事上の指導の範囲だろう。ストレスはあると思うがそれがキャバクラ通いの原因というのはちょっと話が飛躍していないか?だが部下からはそのような仕事のストレスではなく、予想もつかない説明があった。
自分「キャバクラ通いに自分にも原因があるってどういうことだ?」
部下「いくつか理由がありますが、まず歯医者へ行かされたことです。」
自分「なんだって?」
部下「歯医者へ行っていなければキャバクラには行っていませんでした。」
事情はこうだ。部下は虫歯だらけだった。笑うと歯がほとんどない。残っている歯は真っ黒だった。そのひどさは食事をしていて歯が自然に5本は抜けたと言っていたほどだ。自然に歯が何本も抜けるだなんてもう悪夢だ。口臭もひどかった。
それだけ歯がなくてどうやって食べ物を噛むんだと聞くと、残っている奥歯で噛みますと言っていた。歯が自然に抜けたと言っていたが、かなりひどい虫歯だった。そんなひどい虫歯でよく我慢できるな、痛くないのか?と聞くと、最初は痛かったが痛みを通り越して気にならなくなりましたとのこと。もう神経もないのだろう、痛みを感じなくなったなんてあり得ない。
ものすごい虫歯状態をずっと放っておく、部下のだらしなさがよく分かる。そんな状態だから歯医者で治療することを勧めた。当然だ。虫歯をずっと放っておくと菌が回ってひどい状態になったという話を聞いたことがあった。このままでは歯だって全部抜けてしまう。一刻も早く虫歯を直し、歯だって抜けた状態で奥歯でしか噛めないだなんて不便でしかない。
つづく
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