部下の特徴を全て発達障害につなげるのは違うと思うが、多くの特徴が当てはまるとは思う。とにかく注意しても直らない特長が多すぎて、しかもそのことでクレームが多く寄せられるから上司としては大変だ。

とにかく物忘れが多い
これは発達障害ではなく痴呆症の症状が出ているのかもしれない。部下は40代だから若年性の痴呆症の疑いになるのかも。仕事でやると言ったことは忘れる、提出物を忘れる、人との約束も忘れる、借りたお金のことも忘れる、眼鏡を忘れる、ベルトを忘れる、財布を忘れる、夜になると昼に何を食べたか忘れる。

なんだか突っ込みどころが多い物忘れがいくつか挙がっているが、借りたお金のことは、お金がないから人からお金を借りるのだが、いくら借りたか分からないと言う。分からないから多く請求されても支払うんだろうなと思う。人からお金を借りるときにはちゃんと覚えておかないと。メモを取って忘れないようにしよう。

眼鏡を忘れて会社に来たこともあった。というより資料かなり悪いって言っていたんだから、眼鏡かけていないと見えないよね?会社に来てから気付いたって言っていたけど途中で気付かなかった?ベルト忘れもそう、ベルトがないと途中でズボン落ちてきて気づきそうなものだけど。

夜になると昼に何を食べたか覚えていない。これは痴呆症の可能性がかなりあるのかなと思っている。だから練習で夕方に部下に対し「今日のお昼何食べた?」と聞くようにしている。部下は悩みだし思い出せそうにない。

こりゃダメそうだなと思いヒントを与える。「今日は麺コーナーに並んでなかった?」「今日ライトミールコーナーに並んでなかった?」そうすると思い出すことがある。自力では思い出せなくてもまだきっかけがあれば思い出すことができるようだこうやってお昼に何を食べたか思い出そうとすることも大事なのかなと思って声掛けしています。

こだわりが強くて自分の意見を曲げない
部下はこだわりが強い。自分の意見を曲げないで繰り返し同じことを言い続けるから、周りからかなりイラつかれる。自分の意見が正しいと信じ込んでいるから周りから言われることを聞かない。自分の意見も大事だけど、周りの意見も100%正しいかは分からないけど一理あるなと思ったら、お互いの意見の折衷案を出して妥協して結論を出すものだ。だが部下にはそれができない。

途中まで話が進んでいてもまた自説に戻る上司に対しても同じで繰り返し説明しても聞かないから時間泥棒だなと思う。自分の意見の正当性が説明できず、周りの人の意見の方がもっともだと大多数の人が納得していても、自身が納得しないときは首を縦に振らない。だけど部下よ、会議というものは限られた時間の中でその場にいる皆で最も良いと思われる結論を合理的に導き出す場だぜ?

自分のこだわりを皆も納得できるように説明できるならいいが、何も説明できず、それで他の人の意見は聞かない、自分の意見を根拠もなく何度も繰り返し同じことを言い続けるのはどうなんだろう?この前、「あいつを会議に参加させないで欲しい」ってクレームがあったぜ?こだわりは大事だが、こだわりが強すぎて仕事の邪魔をしてはいけない。

部下の発達障害と思われる特徴を説明してきた。直そうとするのは難しいかもしれない。この症状と向き合ってどういう仕事ならできるのか。少しでも改善されればと願うばかりです。

おわり