部下が遂にキャバ嬢に振られた。キャバ嬢の未読状態がずっと続いたことにより、部下の気持ちにも段々と整理ができてきたようだ。初めは毎日のようにLINEを見ては溜息をついていたが、時間の経過とともに返事が来る可能性がないことを理解したようだ。

しかし今回キャバ嬢に振られたのは4人目だからな。ある意味耐性はできているのかもしれないしかもこの1年間で4人のキャバ嬢に振られているのを知っている。1~3人目まではいずれもキャバ嬢がお店を辞めるタイミングで振られている。お店を辞めなければキャバ嬢と客としての関係は続いていたかもしれないが、そんな延命もお金には限りがあるのだから時間の問題だっただろう。

キャバ嬢がお店を辞めるタイミングでキャバ嬢と客としての関係は終わる。部下だけではなく、他の客も同様に関係は終わったのだろう。部下はこれまで4人のキャバ嬢全てに恋をしていた。部下は1年前からキャバクラ通いをしていたが、1年前からこれまでのことを思い出すと、その発言からそのとき指名していたキャバ嬢に恋しているなと思うことが多々あった。

キャバクラ通いの他、同伴、アフター、店外デートによる買い物。相当のお金を使っていたな。1~3人目のキャバ嬢は皆、店外デートで買い物をしてもらっていた。買い物前提だとキャバ嬢は予定を合わせてデートもするんだなそりゃそうか、キャバ嬢からするとモテないおじさんと我慢してしばらく一緒にいれば買い物して欲しいものがタダで手に入る。おいしいよな。

部下はキャバ嬢との買い物で自分の服も大量に買っていた。キャバ嬢のおねだりにも一生懸命応えていた。しかも3人のキャバ嬢に大盤振る舞い。何度振られても繰り返す過ち。このときの買い物が今のリボ払いの元になっている。借金400万円。利息込みだと500万円以上支払わなければいけない。

キャバ嬢はおそろしい。モテない人ほどまともな恋愛経験がないからキャバ嬢の誘惑にはまってしまう学校でキャバ嬢対策なんて教わらないからね、自分で作りだした幻想にとことんはまってしまう。借金地獄になるまで気が付かないほど感覚がマヒしてしまう。承認欲求が金銭感覚を狂わせ、自分はモテるんだと勘違いさせる

自分の月収以上のキャバクラ通いと買い物の半年間で借金400万円。キャバ嬢に罪の意識はないだろう。むしろおじさんを喜ばせて満足しているだろう。半年間で借金400万円ってことは毎月65万円は使わせているということ。いや、給料とボーナスも全て使わせているから毎月100万円くらい使わせていたのかなその結果、残ったのは部下の失恋経験、あとは買い物のときに自分の分として買った服のみ。ほぼ金銭価値なし。

さてこれまで4人のキャバ嬢との失恋経験。部下としては散々お金を使って尽くしてきたのだから、お店を辞めるならこれから頑張ってね、さよならと言う訳にはいかない。当然、お店を辞めた後もその関係を続けようとする。最後はどのようにして振られたのだろうか。

つづく