部下は最後のキャバクラを宣言してきた。本当に最後になるのかは疑問だが、ラストに向けて意気込んでいる。既にキャバ嬢とラスト出勤日はキャバクラへ行くことを約束したようだ。しかもラストはキャバ嬢から期待しているようなことを言われ、部下もお金を使うことを匂わせているようだった。どれだけラストを派手に散る気なんだ

部下は最近のキャバ嬢はLINEの反応が良いと喜んでいた。キャバ嬢としてはラストスパートと言ったところだろう。最終日に来ることが分かっているし、あと少しの辛抱だから頑張っているのだろう部下は自分に気持ちがあると勘違いして喜んでいると思われる。

ちょっとLINEの反応が良くなったくらいでこの勘違いだ。部下はご機嫌だった。なぜ機嫌が良いか分かるかと言うと、事あるごとにキャバ嬢の真似をするのだ。最初何をやっているか分からない奇妙な動きをしていた。

部下の動きは見ていて気持ちが悪かった。私はなんだそれ?と聞いた。すると部下は、え?という反応をした。なんと自分がどのような動きをしているか分かっていなかったのだ。私は部下の動きを真似して見せた。すると部下は満面の笑みで自分が好きなキャバ嬢の動きですねと答えた。

部下はキャバ嬢のことを思い浮かべ、自然と自分が好きなキャバ嬢の動きを真似していたのだLINEの反応が最近いいだけでどうしてそんなに楽観的でいられるのだろう。見ていて痛々しくて辛くなる。ご機嫌で幸せそうであればあるほど、それが失われたときの落差が予想でき、部下はどうなってしまうのだろうと心配になる

キャバ嬢のラスト出勤日までの残りわずかな時間を楽しむのはいいが、部下はキャバ嬢にかなり可能性を感じ始めているのが見て分かった。これまでキャバ嬢に塩対応されていたのがかえって良くなかったのかもしれない。最初に出会ったときのようになって嬉しいとも言っていた。

部下としては自身の粘り強く連絡をし続けていた効果が出始めたと思ったのだろう。どうみても最後だから我慢して営業LINEをやり取りしているキャバ嬢の対応だろうと思うのだが。まあ自分に都合の良いように考えたいのも分かるよ。

私としては今後訪れるだろう不幸に部下があまりにも絶望して自暴自棄になり、最悪の行動を取らないように注意することだった。部下は強い人間ではなかった。何か嫌なことがあるとお酒に逃げ、現実逃避する弱い男だ。自身で問題を乗り越えられるような強い人間ではない。これからどうなってしまうのだろう…それが心配でならない。

おわり