和菓子の老舗とらやには和菓子を安い価格で提供してもらえるとらや工房がある。メニューが豊富にあり、以前羊羹とどら焼きを紹介したが、他にも大福、最中、笹団子、お汁粉、あんみつ、抹茶きんとんなど美味しそうなメニューがたくさんある。
何と言っても定番メニューの他に月によって変わる限定メニューがあるのがいい。毎月行くと違ったメニューが登場しているので新しい発見がある。今日は水羊羹を食べようと思っていても、新しいメニューがあると気になってしまう。
喫茶室で煎茶と一緒に食べるのはどちらにしよう、いやどちらも食べるべきだなと贅沢な悩みを抱えてしまう。大体は喫茶室では水羊羹と煎茶を楽しみ、新しいメニューは持ち帰って家で食べようと結局は買うことになる。
・とらや工房で和菓子を作っている工程を見る
とらや工房は工房という名の通り、目の前で和菓子を一つ一つ作っている製造工程を見ることができる。普段、とらやでは作られた厳かで上品な和菓子が高額で販売されているが、和菓子が作られているところを見ることができるのは貴重だ。
和菓子はしっかりとした衛生管理の中で作られており、安心して食べることができる。大福の中に小倉餡を入れたり、どら焼きの皮を型に入れて焼いたりするところを見ていると美味しさの秘密はどこにあるのだろうと考えてしまう。素材がいいのはもちろん分かるが、作ってから間もなく提供される作り立ての味が美味しさの秘密だろう。
・とらや工房は自然と共生している
とらや工房は自然と一体となっている。自然の中に違和感なく存在している。散策路や木の香りが心地良い喫茶室、和菓子や軽食に生かす野菜を育てる畑、梅林や池、竹林や散策路の途中で休憩できるあずまやなどがあるが、どこを見ても緑に囲まれている。
とらや工房の入り口にある門をくぐって歩いていると所々に小さな驚きがある。たくさん生えたふき、小川のそばにあるコケの生えた石、大きくなったタケノコ、木に付いている梅、普段はなかなか見ることができない自然を楽しめる。空気も気持ちいい。とらや工房に来る人は皆マナーを守っているので楽しむ環境が保たれている。
飲食の持ち込み禁止を守るからゴミもないし、自転車の乗り入れは禁止でゆっくりと安心して歩くことができる。ペットを連れての入場禁止、敷地内は禁煙というルールもあるが、とらや工房の敷地内で寛ぐ人を優先した環境作りをしている。
・とらや工房でお汁粉と赤飯大福を食べた感想
お汁粉は粒が残る程度で小豆を煮ており、中には餅が入っている他、塩昆布が提供される。煎茶もセットで1,005円(税込)だ。高いと思うかもしれないが、とらや店舗に行って類似品を見ると冷やし汁粉が1,296円(税込)であったため、比較すると金額は安くなっている。
お汁粉は小豆の粒がしっかりと残っていて、味付けは甘すぎる訳ではない。小豆の風味が良く出ていて上品な味である。餅の表面が程良く焼けていてカリッとしていい。塩昆布がまた味を引き立たせ、塩昆布とお汁粉を交互に食べると甘味が増す。煎茶もお汁粉に合い、煎茶を飲みながら食べるお汁粉は贅沢だ。お汁粉を食べながら心地良いひとときを過ごすことができる。
赤飯大福は土日祝限定メニューだ。通常の白い大福は平日限定で販売している。土日祝だけの特別メニューが赤飯大福で特徴は小豆の渋でもち米を染めてもちを作っていることだ。大福のもちを食べていると小豆の旨味が出ていて風味がある。中に入っている小倉餡は甘さのバランスが丁度良い。
とらや工房の和菓子は素材の美味しさを楽しめて贅沢な味わいだ。自然の中に溶け込んでおり、散策路は所々に驚きがある。静かで落ち着いた時間を過ごしてリラックスしたい方は是非とらや工房に行ってみてはいかがでしょうか。
以前とらや工房の場所などを紹介した記事はこちら。
以前とらや工房の場所などを紹介した記事はこちら。
まとめ
・とらや工房で和菓子を作っている工程を見ることができる
・とらや工房は自然と共生している、自然をたくさん楽しむことができる
・お汁粉は小豆の風味が出て贅沢な味、赤飯大福は小豆の渋でもちを作っている
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